なぜ私立小学校に通わせるのか?その理由とは!

皆さんこんにちは。もももです

子供達2人共の小学校受験が終わり一段落区切りがついたので、今まで辿ってきた小学校受験の道のりを可能な限り細かく記事にしていきたいと思います。

今回、子供達2人の小学校受験体験記を投稿する前にまずは前提として
「なぜ、小学校受験をするのか?」
「なぜ、私立の小学校を選んだのか?」
について書いていきたいと思います。

 

小学校受験を決意したきっかけ

世の中の「小学校受験」のイメージはテレビドラマや噂での想像でよく判断されがちですが、実はそんなに華やかな世界でもないように思います。

小さい頃からガチガチに教育して躾のサイボーグにするみたいなイメージを未だに持ってる方多いんじゃないかな?と肌で感じています
確かに傍から見たら躾サイボーグみたいなように見えなくも無いですが、でも冷静に考えてみると「躾」って人間形成の上で最重要ポイントだと思いませんか?

それに「躾」とはいつやるものか?を考えた時に私は「三つ子の魂百まで」と言うことわざが頭をよぎります。
私の個人的な考えではありますが、躾をするのは早ければ早い程良い!と言うのが持論です。

妊娠中から子供が生まれた時、どんな子供に育てて行くか?を皆さん少なからず考えると思います。
その時、
自分の子供はどういう姿を想像しますか?
理想の子供はどういう子供ですか?
皆さんそれなりに、「こういう子供に育ってほしい」という願いは持っていると思います。

私の「育ってほしい子供像」と言うのは「お行儀の良い子」これ一択でした
自分が余り行儀良くないと言う事から社会人になって色々と苦労しました。
お行儀の重要性は社会人になった時に大きく発揮されます。
勿論子供時代でもお行儀の良い子とお行儀が悪い子が同じ成績で同じ順位だったら、大人はどちらの子を選ぶかと考えた時に、皆さん自然とお行儀のいい子を無意識に選んでしまうと思います。

お行儀に私は子育てをフォーカスした時、自然と「小学校受験」が子育ての手段の中に選択肢として現れたのが最初のきっかけです。

 

国立と私立どちらを選ぶのか?

小学校受験には2つの選択肢があります。
それは

  1. 国立大学附属の小学校
  2. 私立の小学校(私大付属、高校付属など)

細かい比較は別記事で紹介していますので、詳しい内容が知りたい方は是非そちらの記事をご覧下さい

国立大学附属小学校(国立小学校)と私立小学校についての詳細記事はこちら

まずは、どちらの学校にするのか初期の頃は全く分かっていませんでした。
漠然と国立大学附属小学校(国立小学校)に行かせようかなと思っていました

実は私が幼稚園年長の頃、私の住んでいた地域では就学前にIQテストを受けさせられました。(現在では実施しているのか不明)
その時何の対策もしてない私が驚異のIQを叩き出し、幼稚園の先生に急いで小学校受験をするように薦められました

当時公立の幼稚園でしたが、小学校の校長先生が幼稚園の園長も兼任していたので校長先生直々に家庭訪問され両親を説得しに来ました
しかし、自営業の我が家では小学校受験の対策をする時間も予算もないので受けませんと断り、公立の小学校に行く事となります。

当時校長先生は「これだけのIQがあると逆に公立小学校に通う事はとてもつらい事になる」と言われつづけ、考査直前まで定期的に国立大学附属小学校(国立小学校)を受けるよう説得され続けていました。
なんなら校長先生が直々に国立大学附属小学校(国立小学校)に推薦状を出すから受けなさいと言われましたが断り続けていたみたいです。

このエピソードを社会人になってから聞かされ、「なぜ無理してでも国立大学附属小学校(国立小学校)に通わせてくれなかったんだろう」と私の中でしこりのように残っていた感情の1つだったので、漠然と子供には国立大学附属小学校(国立小学校)に行かせた方がいいのでは?と思った事が最初の始まりとなります。

なぜ国立小学校志望から私立小学校を志望する事になったのか?

夏期講習まで国立大学附属小学校(国立小学校)が志望校でしたが、私立小学校に志望校がシフトして行ったきっかけは「学校見学」でした

私立の手厚い教育環境に心の底から感動し、子供をこんな環境で学ばせられるなんて本当に素晴らしいなぁと感激したことから始まったのです
ただ、国立大学附属小学校(国立小学校)の授業料の安さや、知名度、国立大学附属なんだから私立と同じような環境で学べると、勝手に思い込み国立大学附属小学校(国立小学校)に夢を抱いていました。

しかし、その夢が崩れだしたのは夏期講習入ってからの事です
国立大学附属小学校(国立小学校)の情報がとにかく入ってこない
実際兄や姉が通っているお母様がいらっしゃったので学校の内情を教えて貰った時、皆さん口を揃えて

「勉強は一切期待したら駄目よ。通っている子の大半は優秀な子は多いけど家庭で相当やり込んでいる子供達ばかりだから」

と言われた時は衝撃的でした。
だって、国立は、私立と同じような環境を費用が公立並なのに子供に与えられると思い込んでいたから。

実際に通われているご家庭の方は子供の学力アップの為に奔走している方たちばっかりでした
ただ、下の子も同じ学校の方が何かと都合が良いから国立大学附属小学校(国立小学校)を志望するのよって言うスタンスの方が多かったです。

世間話からそのような情報が次々と入ってきて、心が揺れ始めます
確かに目で見て肌で感じた感覚は私立の環境の良さ、教育内容の充実度、公立には無いカリキュラムと専門制の教科、体験学習の厚み、何を見ても凄く良い物に感じた直感は抑えられないものでした。

たまにその話を他のお母様にすると
「募集人数減らす為の作戦なんじゃないの?」
と言って取り合ってくれない方もいましたが、例えそれが作戦だったとしても国立大学附属小学校(国立小学校)の魅力は激減していきます。

そして最終崩壊日は国立大学附属小学校(国立小学校)の学校説明会にやってきました。
国立大学附属小学校(国立小学校)の校長先生の第一声が

「この学校は国立大学附属ではありますが、公立小学校と大きく違いはありません(先生は公立の小学校と全く同じと言う意味だと予想)。そして大学の教育学部での研究機関の一つでもあります。学習カリキュラムは公立とは違いますし、学習に関しても色々な学習方法を試す為に指導要項通りには行いません。学習に関して何かしらの期待をされているご家庭の方は、学習に力を入れている学校に行く事をお奨めします。中学受験への協力は一切致しません。中学受験を検討されているご家庭の方は各自のご家庭内で対応して下さい。学校としては協力出来ませんので。後から話しが違うと申されるご家庭の方が多いのでここではっきりと案内させて頂きます。」

とはっきりとおっしゃったのです。

私は幼児教室で実際に通われているご家庭のお話を聞いていたので驚きはしませんでしたが、ここまではっきりと言うんだ・・・と言う感想でした。

ここで初心に戻ろうと思い、冷静に小学校受験をなぜ行うのかをもう一度考え直すきっかけとなります。

  1. 実際何で子供に考査対策として学ばせているのか?
  2. 学校に入学後、どのような小学校生活を送らせたいのか?
  3. 子供の先の進路はどうしたいのか?

冷静になり子供の入学後の生活を想像した時、国立大学附属小学校(国立小学校)でいいのか?と言う疑問が確信に変わった瞬間です。
小学校受験でも相当な気力、体力、財力をつかって子供の教育に力を注いで来たが、中学受験となると更にその三大パワーがもっと必要となる事は分かっているし、子供の成長の中で高学年の時期を受験で潰しちゃうのも勿体ない!
小学校高学年だったら短期留学も可能な年齢だし、塾で日々を過ごす事を考えたらもっと成長に繋がる体験を増やした方が人としての経験値が上がるのでは?

そう考えた時はっきりと答えがでました

「うん!国立大学附属小学校(国立小学校)は無いな」

これは私が出した結論であり、個人的な考えなので国立大学附属小学校(国立小学校)へ進学する事が良いと思われている方も居ると思います。
国立大学附属小学校(国立小学校)が悪い訳でも私立の小学校が優位な訳でもなく、私が考える子供の将来像の中で、小学校、中学校、高校、(大学)の一貫校の方がいいなと言う感想です。

素晴らしい国立大学附属小学校(国立小学校)も沢山あるので、通わせたほうが良いと思われる方も多いのも事実なので、どちらが上でどちらが下と言う話では無い事はご理解下さい。

最後に・・・

今思うと、私は多分発達障害を持っていたんだと思います
現在も診断されてないので分からないですが、自分でもそうじゃないかと薄々感じる部分は多々あります
高IQはあっても、団体行動、衝動性などは当時の同級生に比べ相当低かったと思うし、指示が聞けない時点で怪しいかなと感じます

母は毎回私に
「貴方の幼稚園時代は本当に大変だったのよ。幼稚園の先生にどうやって指導していいか分からないと泣きつかれ、校長先生には高IQだから公立の小学校に通わせない方が良いと言われ、貴方はいつでも自由に動き回るし、本当に大変だった。
でもね、黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」にどれだけ救われた事か。
あの本で貴方の育て方を見直す事が出来て、自然のまま育てようと思った」

と言われます。
なので、何が良いのか本当に分からないのが正直なところです

ただ当事者の私からすると、ちゃんと訓練しもっと伸びる環境に置いてほしかったと言うのは正直な意見です。
そういう体験も踏まえ、私は子供達に伸びる環境、教育の充実をやってあげる事が最大の子育てなんじゃないかと信じて止まない訳なのです。

私の考えはもしかすると特殊なのかもしれませんが、子供を思う気持ちは皆さんと変わらないと思っています。
自分の体験からも、教育環境の充実は人生に置いてとても重要な事だと思っています。
もし私がもっと環境の良い所できちんとした訓練を受ける事が出来たらまた違った人生があったかもしれないと思うと、よりその気持は強くなる一方です。

過ぎた事を言っても仕方ないので、私は私なりに子供達により良い環境で学んでほしいと言う気持ちを伝えて行く事が私の役目なのかもしれないと思っています。

今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

小学校受験、幼児教育、小学校低学年の家庭学習など実体験を元に色々と記事を書いています。
実際に行った学習方法や子育て法、教育法などについて実例を紹介して行きます。
良かったら他のご興味ある記事も併せて読んでみて下さい

Twitterなどで小学校受験の事、幼児教育の事、家庭学習や子育て、経験した事などを皆様に発信しています。
良かったらTwitterのフォローも宜しくお願いします

タイトルとURLをコピーしました