こんにちは「ももも」です
小学校受験とは学習に取り組んでいない未就学児がどのような試験で合否が決まるのだろうか?
実際、小学校受験を始めるにあたって、どのような家庭学習で対策を立てればいいのか分からない。
と言う疑問にお答えしていきたいと思います。
「小学校受験をする」と言う事が一度は頭をよぎるご両親は少ないはずです。
しかしその時に小学校受験について全く知識が無く、何をやっていいのか分からないと言う小学校受験ビギナーのご両親に、この記事を読めば小学校受験がある程度ご理解頂けるように作っています。
小学校受験の準備をする前に是非最後までお目通し下さい
小学校受験をする小学校はどういう学校があるのかまだ情報が無い方は是非こちらの記事を御覧ください
小学校受験の疑問:試験内容は一体どういう事をするのか?
小学校受験の試験は主に4つあります
- 試験の種類その①:ペーパーテスト
- 試験の種類その②:行動観察
- 試験の種類その③:制作(絵画・工作などの表現力)
- 試験の種類その④:面接
小学校受験を行う学校では主にこの4つの試験を実施しています
それではこの4つ試験について詳しく説明していきましょう
試験の種類その①:ペーパーテスト
ペーパーテストとは、知能面でのテストで小学校受験を行う学校の75%以上で実施されています。
知能面でのテストなので確実に「点数化」出来るので対策はとりやすい試験と言えます
出題傾向は?
女子校はペーパーテストを重視する傾向があるようです。
出題方法は?
- 主に担当試験管が読み上げるケースとCDで流すケース。
- 口頭試問(面接形式で回答するテスト)
未就学児なので文字が読めない事が前提とされる試験なので、出題は読み上げがCDで行われます。
実際人が読み上げるのとCDで問題を言われるのと聞き取りが違うので、どちらにも慣れておく必要があります。
試験の種類その②:行動観察
行動観察のテストは最も重要視する小学校が多くあります。
行動観察の内容は幅広く、模範解答がない問題が多く点数を明確化する事は出来ない試験です。
主にお子様のコミュニケーション能力や協調性、生活習慣などご家庭での様子などが分かる試験なので日頃のお子様との関わり方が試される事が多いです。
出題傾向は?
比較的よく出るのは「運動」「グループ行動」「生活習慣」は出題されやすいジャンルです。
学校側はどのようなお子様を学校に受け入れたいのか、ここである程度テストされると思った方がいいです。
学校側が行動観察からどのような事を試験しているのか?
- 入学後のお子様が学校生活に馴染めるのか?
- 通学時に周りに迷惑をかけずに移動が出来るのか?
- 基本的な生活習慣が身につき、躾がきちんとされているのか?
- 同級生とトラブルを起こさずに学校生活を送る事が出来るのか?
- 学校の教育方針に合ったお子様であるのか?
勿論これ以外でもチェックされている項目は沢山存在すると思いますが、お子様が子供らしく当たり前の躾をされ、家庭環境がよくのびのびと成長しているかどうかを見ている可能性が高いです。
更にこれから行動観察の試験では「思考力」を試す問題がどんどん増えていく傾向にあると 思われます。
その理由は以下のツィートを御覧ください
今日教育関係の方とお話してきました。
今のお子様殆どに共通する事は「思考力の低下」「思慮深く物事を考える力がない」だそうです
更に言うとその親も同様に思考力が乏しい方が多く、危機感を持っているとのことでした
小学校受験で「思考力」を試される試験が多いのは、こういう背景があるからです
今大きな問題となっているのが子供の「思考力の低下」が問題視されており、国も危機感を持って思考力をつけさせる法案を一時期出した事もあったのですが、学校の先生が対応出来ないと言う事で頓挫した歴史があります。
そこでやはり同じく教育機関でも「思考力」についての子供達の能力アップを図っており、小学校受験の問題でも「思考力」が関わる問題が多く出る傾向になってきているようです。
行動観察は模範解答がない分経験を積み重ねないと身につかないものばかりなので、日頃の生活習慣が大きなカギとなって来ます。
試験の種類その③:制作(絵画・工作などの表現力)
制作(表現力)はお子様が限られた条件の中、課題をこなしお子様一人一人の表現力や個性などを主にチェックする試験です
制作(表現力)の試験も範囲は幅広く、こちらも模範解答がない為、子供の経験値が必要となって来るジャンルとなっています。
制作(表現力)のテストで親子の関わり方を試されるような出題も過去にあり、お子様が偏った成長をしていないか?ご両親と子供らしく生活をしているのか?そのような部分も見られているようです。
出題傾向は?
制作(表現力)も行動観察同様、先生の指示どおりに絵を描いたり、工作で作品を作ったり、道具の扱い方やルールなどを理解しているのか?など多岐にわたったチェックをされます。
制作(表現力)の対策ポイント
- 道具を決まった場所に片付けられるか?
- 絵画では色の使い方が偏ってないか?
- 時間内に課題を仕上げる事が出来るのか?
- 手先の器用さ、道具の扱い方、鉛筆の持ち方がきちんと身についているのか?
工作は主に「画用紙」「はさみ」「クレヨン」などを用いります。
指先の器用さについては、細かい作業をさせたりするので手を沢山動かすような対策は大事かと思います。
指示通り作ったり、絵を描いたりと難易度は高めですが経験で身につくのでお家でも積極的に工作や絵画は遊びながら身につけていくと良いですね。
試験の種類その④:面接
面接はその名の通り、試験管と面接で考査を行う事です。
小学校受験を実施している学校では殆ど「面接」は試験の中に入っています。
面接の種類は色々あり、志望校がどの面接なのかで対策は変わってくるようです
面接の種類は何があるのか?
こちらの面接を組み合わせている場合や、単独で行ったりするようです。
所要時間は5分から15分くらい
学校によって面接時のレイアウトが違うので、面接の訓練は行った方が良いです
面接時の学校の「狙い」は何でしょう?
結論から言うと「素」の姿を見る事です
訓練された姿を見たい訳では無いので、学校側も色々工夫し「意表をつく質問」を面接でしてきます。
例えば
『何故、横断歩道は赤信号で渡ってはいけないのかこの場でお子様にわかりやすく説明をして下さい』
と言う質問がされます。
ここで学校側のポイントとしては親子の会話の様子を見ています。
母親だけが一方的に話したり、子供が突然普段どおりになって素行が見えたり、両親が協力して話が出来ているのか、お父様、お母様がちゃんと意見を言い合いお子様が自主的に考えを伝え、回答出来るのか?
そういう部分を見られているようです。
学校毎の試験ジャンル組み合わせ実例
試験の出題ジャンルは学校によって色々なパターンがあります。
今回はその中でいくつかどの組み合わせで出されているのかご紹介します。
国立大学附属小学校(国立小学校)は試験に受かっても抽選があり、抽選に外れるとご縁がなかったと言う事になるので、実力外の要素があるのが難点です。
まとめ:小学校受験の試験内容は知識だけではなく経験も必要
試験内容は主に4つのジャンルから出題されますが、殆どがお子様がどのように育ったのか、どのように育てたのか、そしてお子様自身がどのような経験を積んできたのか、そこを重視してチェックされているようです。
知識だけのペーパー対策や、取り繕った面接対策などはすぐ見破られるように出来ています。
小学校受験の対策は小さな頃からの育児から始まっていると思ってもいいのかもしれません。
子供らしさを保ちつつ受験対策も行わないといけないのでご両親の負担も大きいですが、お子様の成長とよりよい環境を手に入れ、一生付き合えるようなお友達と経験出来ない時間を過ごせる為の準備と考えると本気で取り組み、お子様と一緒に成長していけるそんな準備期間を過ごせるのが理想の形と言えるでしょう。
試験に出るジャンルと範囲を把握しつつ、お子様と一緒にその為にどのように過ごせばいいのか、考えながら準備していくのがいいですね。
今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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