こんにちは「ももも」です
私立小学校って沢山あるけど、何を基準にして志望校を選んでいいか分からないわ。
もう少し詳しい情報が欲しいわ
と言う疑問にお答えしたいと思います
国立大学附属小学校(国立小学校)や私立小学校の違いって一体何?と思われる方は是非下記の記事も併せて御覧ください
国立大学附属小学校(国立小学校)と私立小学校の比較記事はこちら
日本全国に私立小学校はどれくらいあるのか?
私が一番最初に悩んだ事の一つに「自宅から通える私立小学校は一体何校くらいあるのか?」と言う疑問でした。
元々国立大学附属小学校(国立小学校)の情報集めはしていたのですが私立小学校の情報集めを殆どしておらず私立の小学校は一体何校あって、どういう校風で、どういう試験を行って、子供にとってどんなメリットがあるのか?と言う所で止まってしまった事があります。
その為、私立小学校への対策が他のお子様よりも遅れてしまいました。
そういう苦い経験を読者の方にはなるべくしないように情報をシェアしたいと思います
日本全国の私立小学校の数は何校あるのか?
国立大学附属小学校(国立小学校)、インターナショナル小学校は数字の中に入れず純粋な私立の小学校のみの数になります
- 北海道・東北:6校
- 首都圏:92校
- 北関東:8校
- 東海:7校
- 近畿:40校
- 中国・四国:8校
- 九州:8校
日本全国で169校の私立小学校があります
私立小学校をパターンで分けると3種類
私立小学校は多岐にわたる個性的な学校が多く、公立小学校、国立大学附属小学校(国立小学校)とは大きく異る部分があります。
その中でも学校の特徴を3パターンに分ける事が出来ます
- その①:宗教法人が運営する小学校
- その②:中学、高校、大学までの一貫校
- その③:男子校、女子校など性別で分ける学校
このパターンは組み合わせてある場合もあります。
例えば「女子校でカトリックの学校」とか「男子校で仏教」などです
それでは特徴を見て行きましょう
その①: 宗教法人が運営する小学校
私立小学校全体から見た割合だと3割程度が何かしらの宗教法人が運営している感じです。
宗教に関してはどうしても繊細な部分になって来るので詳しいコメントは差し控えさせて頂きますが、まるくお話すると無宗教、他宗教でもOKな学校と、その宗教じゃないと入りづらいと言う学校とあります。
宗教は本人達だけでなく祖父母や親戚との兼ね合いで色々とトラブルもありますので、宗教法人が運営する小学校に関しては説明会や相談会でさり気なくそのお話を聞いておいた方がいいかもしれません。(特に拘らないと言う学校はOKです)
その②:中学、高校、大学までの一貫校
大学法人などが運営する小学校だとそのまま大学まで上がれる(内部テストは有り)小学校の事です。
よく世間では「エスカレーター式」などと言う表現で言われたりしますが、まさにそのような学校形態になっている小学校です
中学校受験、高校受験や大学受験を回避したいと考えて入学させるご家庭も多く、受験勉強をしない分、のびのびと自由に時間を使えるのはとても魅力的です
人気の高い大学や高偏差値の大学の附属小学校になると、倍率も跳ね上がり考査の内容も難しく、難関小学校と言われます。
その逆で附属の中学、高校、大学とあるけど外部に出ていく生徒が多い学校もあります。
中には附属があって外部に出る事を応援してくれる学校もあるので、そこは学校訪問と説明会、体験授業などで各学校に問い合わせてみて下さい
私立小学校は多種多様な取り組みをされているので、色んな選択肢の中から選べるのはありがたいですね
その③:男子校、女子校など性別で分ける学校
皆さんご存知の通り、男子校、女子校と言う形で小学校から性別毎に分けて学習する学校です。
最近は男子校が共学に変わってしまったり、女子校と男子校が合併して一つの学校になったりと数を減らしていってますが、伝統校などはまだまだ男子校、女子校を貫いている所は多いようです
小学校は共学だけど中学から男子校、女子校に分かれる学校もあり、お子様をどのような環境で育てたいのかをしっかりと見据えて学校選びをするのが良いと思います
男子校、女子校のメリット・デメリット
男子校、女子校のメリット・デメリットを思いつくだけ書いてみました
メリット | デメリット | |
男子校 | より学力が均等化される 異性の目を気にしなくていい のびのびと子供らしく過ごせる より多くの仲間が増え興味ある事や熱中する事に集中出来る |
異性に対しての免疫力が少し足りない 共学ならではの華やかさが少し物足りない |
女子校 | より学力が均等化される 自分の興味に従って学校生活を送る事が出来る 躾に厳しくお行儀を重んじる傾向がある 文字の書き取りや普段の生活においてきめ細やかな指導が受けられる |
異性に対しての免疫力が少し足りない |
私立小学校は大きく分けると3つのパターンがあると説明しました。
このパターンを踏まえ、お子様の性格や教育環境、将来どういうお子様になって欲しいのかなどを加味して志望校を絞っていくといいのかなと思います。
私立小学校のおすすめポイント
私立小学校は国立大学附属小学校(国立小学校)、公立小学校と違い独自にカリキュラムを組む事が出来るので、学校毎に色んな特徴があります
私立小学校の素敵だなと思える特徴まとめ
- 学習に力を入れて学力アップさせ難関中学への進学率が高くなる
- 未来を見越したグローバルな授業と授業数
- 放課後のプログラムを充実させ働いているご両親でも安心して通わせられる環境
- 最新機器を取り入れた授業や教材
- 教育要項が変更に伴う実施前に先取りで授業を行ってくれる
- 日本文化について詳しく学び情緒豊かになる授業を取り入れてくれる
学習面だけでなく生活でも幅広くサポートをしてくれるのが私立小学校だったりします。
それでは少し詳しく解説して行きましょう
学習に力を入れて学力アップさせ難関中学への進学率が高くなる
基本的には附属の中学に進学する事が前提条件の学校が多いですが、次のステップに進みたいと難関校へ挑戦する生徒さんも一定数いらっしゃいます。
その為、学校側が全面的にサポートすると言う事を売りにされている学校も少なくはありません。
独自のカリキュラムなので公立小学校などの進度ではなく先取りで授業を行ったりして、学力のアップの為に色々と工夫されている学校が多い様です。
例えば、縦割りで6年生が1年生の勉強をみてあげる時間を作ったり、学年を超えた交流で色々な体験を行ったり、放課後上級生が下級生の勉強を見てあげるような活動を頻繁に行ったりと、学習に対してのサポートがとても手厚い学校は多いです
未来を見越したグローバルな授業と授業数
私立小学校の特徴の一つに「英語教育」に対する意識の高さが見られる事があります。
ネイティブの外国人教師を複数人常駐させて、いつでも英語に触れる機会を設けたり、学校での英語教育の一貫でオール英語のキャンプを行ったり、色々な工夫で英語教育に力を入れてくれる学校が多いです
英検取得を目標に朝学習に英語を取り入れたり、英語の授業数が多く、より沢山の英語に触れられる機会を与えてくれたりします。
放課後のプログラムを充実させ働いているご両親でも安心して通える環境
学校が終わり放課後そのまま帰宅するのではなく、学校に残り色々な放課後プログラムに参加出来る学校が数多くあります。
私立小学校の放課後プログラムの一例
- プログラミング教室やレゴスクールなどのサイエンス系
- 英会話・そろばん・習字などの学習系
- 水泳・バレェ・サッカーなどの運動系
- ピアノ・バイオリンなどの音楽系
1単位から取得する事が出来、働いているご両親のお子様でも習い事を充実させる事が可能です。
学校独自の学童なども取り入れ、安心して働く事が出来る環境を提供してくれます。
最新機器を取り入れた授業や教材
視聴覚教室やパソコン教室、タブレット学習など最新機器を使った学習などにも力を入れて取り組んでくれる学校も多く、早いうちからITスキルを磨く事が出来ます。
より楽しんでプログラミングに取り組め、専門的な先生に習ったりする事も出来て、将来の選択肢を増やす事が可能です。
これからはスマートフォンの使い方や関わり方なども多くの時間を割いて教育してくれたりと、スマートフォンやタブレットに対しての不安も減らしてくれるので、お子様とスマートフォン、タブレットとの付き合い方もしっかりと学べます
教育要項が変更に伴う実施前に先取りで授業を行ってくれる
2021年から英語教育義務化が行われますが、私立小学校では1年生から英語教育を取り入れているので先取りで学習する事が可能です。
2020年から必須化が決まったプログラミングの授業にもすぐに対応し、早いうちからプログラミングを習う事が出来たりと、公立小学校では施行が遅くなるカリキュラムでも、私立小学校なら即座に取り入れて授業に組み込んで貰えるので、学習に力を入れたいご家庭のお子様などはとても良い環境だと思います。
日本文化について詳しく学び情緒豊かになる授業を取り入れてくれる
茶道や華道、書道など授業の一貫で取り組んだり、漢詩や古文などで歴史を学んだりと、文化を大切にする私立小学校も少なくはないです。
特に仏教系の学校は年に数回、系列のお寺から僧侶の方が派遣され説法を聞いたりする事があります。
普段は耳にしない仏教的な説法だったりするとより新鮮で子供達も楽しくお話を聞いたりしてるようです。
より道徳的な事や宗教的観点からの人への接し方、感じ方などを知る事が出来るので子供の情緒も豊かになる機会が多く与えられていると感じます。
私立小学校は環境がいい分費用はかかります
私立小学校の費用は学校により大きく異なります。
毎年寄付金がある学校もあれば、無い学校もあり、特徴をよくご理解した上で受験する事をおすすめします。
私立小学校の平均的な学費は年間130万~190万が相場となっています。
私立小学校の学費以外の費用はどれくらいかかるの?
学費以外にも実は結構出費はあります
目に見えない費用は結構あります。
学校によって金額には差があるので、トータルでもそんなにかからない学校もあれば結構な額必要な学校もありますし、それもしっかりとリサーチして志望校の決定をした方がいいです。
まとめ:私立小学校は学習環境の充実度が高い学校
私立小学校は費用はかかりますがその分、学習環境の充実度が高くきめ細かい指導を受けられるのでお子様を安心して通学させられる学校が多い
しっかりとお子様を指導して貰えるので親としても子供の学習や躾、情緒面でも満足度は比較的高くなる傾向があるかなと思っています。
費用の面についてはある程度、余裕のあるご家庭の方が良いとは思いますが一般の家庭の方でも通われているのでそこまで気負いは必要ないのかな?と思いますが、寄付金など上限が決まってない費用の事も考えておかなくてはならない事は念頭に置いておいて下さい。
小さな不満や納得出来ない事は私立小学校にもあるかと思いますが、公立小学校では受けられない教育を受けさせる事が出来る事は、子供の将来についてもとても良いのではないでしょうか?
今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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