こんにちは「ももも」です
今回の記事は0才児からのお受験(小学校受験)対策:季節&行事の冬編を詳しく説明していきます。
季節の行事がなぜ大切なのかを詳しく説明しています。こちらも一緒にご覧下さい
親子で楽しむ季節の行事:冬の行事一覧
冬至 12月22日ごろ
冬至は1年の中で昼が一番短く、夜が長い日とされています。
夜が長くなるので、ゆっくりとお風呂に入りながらお子様と寒い冬を迎える準備をして行きましょう
お子様と一緒に過ごす冬至とは
- 柚子湯に入れる柚子がどのように成っているのか見に行く
- 柚子の匂いをかいでみる
- 柚子はどんな形、皮の硬さ、大きさなどを観察する
- かぼちゃを一緒に料理する
- 何故かぼちゃを食べるのかをお話する
- 食べるかぼちゃについて過去の知識を確認する
冬至に食べるかぼちゃについてのお話はとても興味深い内容なので是非お子様に伝えてください
かぼちゃ=南京
南京は単語の中に「ん」が2つも入っている食べ物です。
「ん」が多い食べ物は言葉の韻を使った迷信で、「ん」が付く=「運がつく」と言われ大切に食べられてきた経緯があります。
より「ん」が多い食べ物が福を呼ぶと信じられていて、冬至の日に運をつける意味を込めて食べられていたと言われています。
そういう由来をお話しながら食べるとよりかぼちゃも美味しく感じ、食べ物への感謝も芽生えることでしょう。
かぼちゃを食べながら、他にも「ん」がたくさん付く食べ物がないか一緒に探しながら食べるのも楽しくていいですね。
正月準備 12月13日から12月28日
12月は年末と年始の準備で大変忙しい月となります。
日本文化の中でも一番の仕事量がある行事となりますので、お子様には伝えなくてはならないことが沢山出てきます。
考査のある年まで時間をかけてゆっくりとお正月について理解を深めて行くようにしましょう。
正月準備期間としては12月13日が「正月事始め」と言われる日になります。
この13日から28日までに終わらせるのが良いとされています。
何故28日までなのかというと、29日は苦労や不幸を連想させる数字となるので縁起を大切にしていた昔の方には余り好かれない日とされています。
30日、31日は大晦日前日や大晦日当日でバタバタした状態でギリギリまで正月準備が出来ていないお家ということで余り良しとされていません。
落ち着きのない家だと思われるので30日に終わらせるのも避けていたようです。
そこで28日という日は元々縁起の良い日とされていた為、正月準備は12月28日に終わらせると、幸せな新年が迎えられると信じていたようです。
正月準備に必要な作業とは
- すす払い
- 餅つき
- 酉の市で正月飾りの買い出し
- 正月飾りの飾り付け
- 大掃除
- おせち料理の準備
特に大掃除は学びが沢山あるので、是非行って頂きたい作業の一つです
考査の中でも掃除に関する問題は頻繁に出題されています。
掃除のやり方、使う道具、道具の使い方、道具の片付け、ゴミの分別など、常識問題や行動観察、集団テストで出ることも多いので、必ずお子様と確認し大掃除をやっておきましょう。
特に「雑巾絞り」はかなり重要な作業となります。
雑巾で床掃除も「くま歩き」や「アザラシ歩き」「手押し車」などの基礎的な動きが入った作業です。
足腰、体幹を鍛える意味でもお子様に雑巾での掃除はやるようにしましょう。
大晦日 12月31日
大晦日の由来は月末を「つごもり」と呼び、月末は30日で終わるので30日のことを「晦日」と呼んでいた所から、年の一番最後の日という意味で「大」をつけ「大晦日」と呼んだことから始まっています。
お子様と過ごす大晦日の過ごし方
- 年越し蕎麦を食べる
- 除夜の鐘を突く
年越し蕎麦を食べる由来をお子様とお話しながら食べると理解が深まります。
蕎麦は金銀を集めるという縁起が良い食べ物だと言われているので、新年を迎える時に蕎麦を食べると良いと信じられています。
更に、年越し蕎麦を夕食にする場合「年が越せてないのに年越し蕎麦」とお子様が疑問を持つ可能性があります。
その時に年越し蕎麦の由来をお話すると 大晦日に食べる年越し蕎麦がとても貴重な体験となるでしょう。
年越し蕎麦には「 蕎麦のように、細く、長く生きる」という意味合いも込められているのでお子様と蕎麦についての会話を行い、家族全員でお蕎麦を食べるという楽しみ方をしてみるのもいいですね。
大晦日の過ごし方のもう一つの楽しみ方は「除夜の鐘」です
108回鐘を突くのですが108回の意味をお子様と一緒に話するのもいいですね
ただ深夜と言う時間もあるので年越し蕎麦を食べている時や翌日でも良いと思います
108の煩悩についても調べて見ると面白い発見があるのでお子様と是非一緒に調べてみて下さい。
地域によっては「夜ふかし」と言って眠らずに新年を迎える風習もあるようですが、お子様との体調を見ながら大晦日を過ごしましょう。
お正月 1月1日から1月3日
お正月は「年神様」と言う神様を迎え入れる行事です
新年をお祝いする意味でもありますが、本来は神様を家に招き入れる事が目的とされています。
お正月をお祝いすることは日本文化の中でも重要な行事となります。
年神様にお願いする事は以下の通りです
- 作物が豊かに育ちますように
- 家族が1年平和に暮らせますように
- 周りの人達が幸せに過ごせるように
自分の事だけでなく周りの人達への気遣いや思いやりも大切な事をお子様に伝えて行きましょう
年神様を迎え入れる=おもてなし
と言う心を学ぶきっかけにもなりますので、正月行事でもこの様な意味がある事をお子様と一緒に体験すると良いですね。
おもてなしの内容が「おせち料理」や「鏡餅」「しめ縄」「門松」などの飾り物やごちそうになります。
その様な事も一緒に会話をしながら準備を整えていきましょう。
考査でもお正月にちなんだ問題は数多く出題されているようです。
特に今では余り飾られない「門松」なども出題される事があるので、自宅で扱わなくても知識として一緒にお正月飾りを見に行くようにしましょう
お子様と一緒に経験した方が良いお正月行事
- おせち料理
- お雑煮
- おとそ
- お年玉
- 初詣
初詣は普段お世話になっているお寺や神社でもいいですが、本来は「年神様がやって来る方角にあるお寺や神社にお参りする」事を初詣と言うので、一度年神様や氏神様が新年来られる方角のお寺や神社へ初詣に行く事をおすすめします
子供は経験した事の方がより知識として定着するので、お正月行事は知識の定着の為にも出来る限りの行事をこなすようにしましょう。
初詣では「絵馬」「破魔矢」「おみくじ」「お守り」なども経験させる事はとても良いことだと思います
我が家は考査の年の初詣には力を入れて行いました
絵馬に「健康で楽しく考査を乗り切る」ように願いを書かせたり、おみくじで少し息抜きをしたり、学業御守を一人で買いに行かせたりと出来る限りの事を経験させてみました。
とても大事な行事になるのでたくさんの経験と体験を積み重ねるようにしましょう
お正月遊び お正月期間(冬休み明けまで)
お正月の行事はとても重要な行事になりますが、その中でも考査に出やすいものが「正月遊び」になります。
ご家庭でしっかりと行事を行っているのか、普段から文化を大切にし日本人の心を忘れないような過ごし方をしているのか?など、考査を行いそのご家庭の背景を見られる事が少なくありません。
文化を大切にし体験させる事はとても良い情操教育になるので是非お子様と一緒に取り組みましょう
お子様と一緒に楽しむお正月遊び一覧
- 羽つき
- 凧揚げ
- こま回し
- 福笑い
- かるた(いろはかるた・百人一首)
- すごろく
今の生活環境では出来ない遊びもあるかと思います
特に「凧揚げ」は凧が電線に絡んだりと危険も伴うので、簡単に取り組む事が出来ないとは思いますが、お正月じゃなくても良いので是非1度は経験するようにしましょう。
凧あげも色々学びが多いですし、推理思考の問題でもよく出ます
問題の内容をイメージしやすくする為にも、凧あげの体験は積んでおいた方良いと思います。
羽つきはなかなかラリーが続かなく楽しさを見出だせない可能性もありますが、楽しく出来るように工夫しましょう
少し軽い罰ゲームや、お菓子の数を競い合うみたいなルールを追加するのもいいかもしれません。
顔に墨を塗るのが昔ならではのルールではありましたが、今はシールを貼るのもいいですね。
羽つきが終わりシールを貼ったら是非ここで数の操作、数の比較などの学習も取り入れましょう。
福笑いやかるた、すごろくなどは人数が必要になるのでご家族皆さんで取り組むようにしましょう。
特にすごろくはペーパー、行動観察、集団テストなどでも数多く出題されています。
すごろくはサイコロを使うのでかなり色んなジャンルの学習に役立ちます。
時間が少ないご家庭でもすごろくは必ず取り組んでおいた方が良い遊びと言えるでしょう。
七草粥 1月7日
七草粥の行事はお子様と一緒に体験する数の多い季節の行事ですので取り組みましょう。
七草粥は季節、常識などで出題されやすい行事の一つとなります。
春の七草を覚え、どんな植物なのかを観察しましょう
そしてその七草を一緒に調理して食べる事によって、体験と知識を積み上げる事が出来ます。
春の七草
- せり
- なずな
- おぎょう
- はこべら
- ほとけのざ
- すずな(かぶの葉)
- すずしろ(大根の葉)
春の七草は野生で生息している物を摘みに行くのが本来のスタイルですが、今は環境の変化などで野草でも色々と衛生的な問題があるので、スーパーなどでセットで販売されている七草粥のセットなどを購入して葉っぱの観察をしてみて下さい。
観察した後はお子様と一緒に七草粥を作ってみましょう。
鏡開き 1月11日ごろ
鏡開きは鏡餅の中に宿った年神様を頂くと言う縁起の良い行事です。
鏡餅を割ってその割れた欠片を雑煮にして食べるのが鏡開きの内容となります。
木槌でお餅を割るのが正式なやり方です。
包丁を使って鏡餅を切るのは「切腹」を連想させる為、餅は包丁で切るのは縁起が悪いとされてきました。
必ず木槌で割って食べるようにしましょう。
そのように鏡開きのルールをしっかりとお子様に伝えるようにしましょう。
割ったお餅は「雑煮」「お汁粉」「ぜんざい」「かき餅」などにして、小さな欠片も全て頂くようにして下さい。
節分 2月3日
節分とは節句(季節の分かれ目の暦)と節句の分かれる日となっています。
季節の分ける日と言う事で「節分」と言われています。
元々旧暦の新年が今の立春なので、その前日に邪気払いを行い、新年を迎えると言う意味合いを持っており、節分の行事だけが残ったのが今のスタイルだと言われています。
旧年の邪気や厄を落とし、新年に持ち越さない為の行事なので、その話にちなんだ行事の過ごし方をするのがいいでしょう。
お子様と一緒に行う節分行事
- 豆まき
- 恵方巻
- やいかがし
- 福茶・福豆
節分の豆まきでは豆についての知識を深め、年齢に1足した豆を一緒に食べましょう。
この時に、数についての学習も一緒に出来ると理想的です。
食べるお豆を入れる枡についても折り紙で一緒に作り、折り紙の折り方を学ぶ事が出来ます。
恵方巻は元々関西地方の風習でしたが今では全国に広がりました。
お子様と一緒に恵方巻を作りご家族皆さんで食べるとより楽しい体験を積む事が出来るのでお子様の理解も深まります。
やいかがしは「ひいらぎの枝」と「イワシの頭」を家の前に飾るものです。
柊の葉について調べたり、いわしについても学習するようにすればより知識が広がります。
・イワシがどこに生息し、何を食べて育つのか。
・柊の葉っぱの形はどのような形に成っているのか
お子様と一緒に調べたり観察したりしてみて下さい
まとめ:寒くて暗い冬を楽しく過ごす行事が多い
冬は季節柄、日が早く陰り寒さも厳しくなり何かと縮こまりがちな季節ですが、そんな暗くなる気持ちを吹き飛ばすような行事が沢山あるのが冬です
お子様が好きなイベントも沢山ありますし、学校、幼稚園、保育園なども長期のお休みに入り何かと忙しくなる季節ではありますが、その分親子で楽しめる時間を増やす事が出来るのもこの季節だと思います。
特に冬は節目になる行事も多く、季節をしっかりと体験すると同時に昔から伝えられている日本の文化や心なども体感する事が出来ます。
親子だけでなく、祖父母なども一緒に過ごし、沢山の知識と経験を積み上げ考査でも自信を持って答えられるように、体験量を増やしていくようにしましょう
冬は季節の植物の種類が多くないので、草花を覚えやすい季節でもあります。
特に出やすい植物はだいたい決まっているので、冬の季節の草花は外へ出てお子様としっかりと実物を見て覚えておくと考査に強くなれます。
冬から春に向かっていく2月は色々と観察すると知識として学ぶ事が沢山出てきますので、寒さに負けずに外へ出て経験と知識を深めて行きましょう
今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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