【コラム#2】小学校受験をする理由とは?

こんにちは。もももです
コラム第一弾は「小学校受験を意識したのはいつ頃なのか」と言うお話をしました。
2回目のコラムはそれでは「なぜ、小学校受験をするのか?」と言うテーマでお話をしていきたいと思います

このコラムは小学校受験を意識した低年齢(0歳から4歳くらいまで)のお子様を対象とした内容となっています。
これから小学校受験に取り組むご家庭の方は是非一読下さい

そもそも小学校受験って一体何?

小学校受験を目指す!と魂を熱く燃やしてた頃、ふと思いました

小学校受験を決意したけど一体何のために小学校受験をさせるのか?
小学校受験をする理由をしっかりと考えていかなくてはならないなぁ・・・

小学校受験と聞いてよくあるテレビドラマのイメージを持たれてる方が多いとは思いますが、現実はテレビドラマとは少し違う感じです

ただ必死になりすぎて段々視野が狭くなったり、目的を見失ったりしてしまう事があり最初に考えていた「小学校受験」をしっかりと心に刻まないと駄目だなぁと思いました

小学校受験で視野が狭くなる行動とは?

小学校受験って子供の事を思って皆さん必死に子供と二人三脚で取り組んで居ると思いますが、どうしても「受験」と名がつくからには「競争」との戦いでもあります

幼稚園で仲良しだったお友達と気軽に「小学校受験一緒にやろうよ」なんて連れション根性で足を踏み入れてしまうと、目の前に突きつけられた現実と感情とのせめぎ合いで苦しむことになります

そうなるとどんどん視野が狭くなり目的を見失うようになってしまいます。
親としても大人な対応をしなくてはならないので相手の方との関係も良好に保つ事は結構大変です
更には同じ幼児教室に通う事になってしまったら子供の出来の差を知り、感情のコントロールにかなりのエネルギーを使う事になるでしょう

そうなってしまっては子供の指導だけでも大変なのに、いろんな感情を上手く処理出来る人でも相当な負担がかかってしまいます。
そんな精神状態でお子様の成長を見守って行く事はかなり自己管理が厳しい方でなくては難しいのではないでしょうか?

子供の将来を思って小学校受験するつもりが、子供の能力にフォーカスが移動してしまい子供の出来る、出来ないが判断の基準に置き換わって行くようになってしまいます。
広い視野で子供の成長を見守らなくてはならないのに、子供の能力に注目が集まってしまうような狭い視野で取り組むと精神を疲弊してしまい上手くいく考査も上手くいかなくなってしまいます。

目的を見失ってしまう事とは?

小学校受験をする目的は一体なんでしょう?
これがしっかりと答えられなくては、じわじわと目的を見失い本来の目的と入れ替わってしまいます

お子様の成長や、ペーパーテストでの偏差値、運動、行動観察での評価、これはあくまで幼児教室の先生から見た視点の評価であり考査での試験監督の評価ではないと言う事を心に刻まないと、感情が大きく揺さぶられてしまいます。

私も経験があるのですがどうしても定期模試などで総合的な成績を評価される際、子供の成長に注目しなくてはならないのに、偏差値や順位、合格判定にばかり目が行き、子供の頑張りをしっかりと見る事が出来なくなった時期がありました。

模試の結果が返却される度に点数ばかり気になり、出来ない事を出来るようにしないといけないと焦り、幼児教室の先生と長い時間相談し、ちょっとでも疑問があると先生との面談をお願いして解決していく。
そんな行動を取ってる時期がありましたが、物凄く疲れました

この時期の私の精神はかなり疲弊し、娘が模試で2位をとった時もまだ上に1人居ると2位でも凄い事なのに1位じゃない事への憤りを抑えられなくなった時もありました。
沢山褒めて頑張りを讃えないといけなかったのですが、それが出来ない状態でした。
もともと感情をコントロールする事が苦手とするので子供よりも私が必死になってしまい子供にも負担をかけていたと今ではすごく反省しています。

  • どうしても合格したい
  • 何がなんでも志望校に入れたい
  • 上にはまだ上が居る
  • ここで気を緩めたら成績が落ちる
  • 出来る子がまだまだ居るから頑張らないといけない

上記のような気持ちがじわじわと模試の結果を受け取る度に膨れ上がって行きます。
目的はここではありません
合格したい、志望校にご縁があって欲しい、そう願うのは皆さん同じですが

  • 成績が良いから合格出来る
  • 偏差値が高いからご縁がある

そういう訳では無く、お子様の成長と基本的な躾や生活、日常での過ごし方など総合的に判断されるので、ここにばっかり気持ちを持っていくと目的を見失ってしまいますよ。

小学校受験をする理由をしっかりと固める

小学校受験をする=エリートになれる
と思っている方も多いように思います。
しかし、実はそうではないですが、人生のマラソンのスタートラインに立てる位置はより優位な位置に立つ事は可能ではあります。
でもそれが人生と言う長いマラソンの中でトップ集団に入れるのか?と言うとそうではありません。

ではなぜ、小学校受験を決意するのか?

そのような疑問が出てくると思いますが、小学校受験を行う理由は様々ではありますが共通認識としては

  • 自分の子供が学習する環境をよりよい場所へ通わせてあげたい
  • 学校が我が子の成長に寄与する質を高めてあげたい
  • 出来る限り個々の能力が一定になる環境で学習をさせてあげたい
  • 同じような教育理念を持ったご両親が集まる環境を求めたい

このような考えを持ったご両親が多いように思います
勿論学校のシステムや進学についても重要視されているご家庭のお子様もいらっしゃいますが、学力よりは学習環境を重要視されている方が多いように思います

私立の小学校は特に公立では受けないサービスや教育環境、カリキュラムがあるのでそういった環境を手に入れたい、より我が子に質の良い学習を整えてあげたい、そう思うのは自然な事ではないでしょうか?

勿論、小学校受験をせず公立の小学校に通う事が悪い事ではありません。
公立小学校に通いながらもトップの学力を持っているお子様もいらっしゃいますので私立に通っているから賢いと言う固定概念は間違っているのかな?とは思います

私立と公立の小学校との感じる教育環境の差とは?

個人的な意見ですが、子供が通う小学校の教育環境と言うのは親である自分の手の届かない場所がいくつか存在します。
その届かない場所の質は子供たちにとって、とても重要なのかな?とは思います

例えば、学習の際どうしても公立では理解がゆっくりなお子様が居ます。
そういったお子様に先生は合わせて授業を行うので、理解が出来ているお子様はどうしても後回しになってしまいます
そうなると出来るお子様は先に進みたくても進む事が出来ません
また、お子様がやる気を持って授業に取り組もうと意識を高めているのに、その意識を邪魔するような出来事が起きてしまったりすると先生はどこまで対応して頂けるのか?正直不安ですよね

そういうちょっとした差の積み重ねが公立と私立の小学校では違うように思います。
先生も私立の小学校では転勤がないのでしっかりと子供の成長を見守る事が可能です。
公立の小学校は公務員と言うシステム上、必ず転勤がついてまわるので子供が卒業するまで見守ってくれる先生はかなり少数なんじゃないかと思います。
その差も小さい差ではありますが積み重なると大きな力になるのでは?と考えます

最後に・・・

小学校受験は必要か必要じゃないか?と問われると非常に答えにくい部分ではありますが、子供の教育環境を思えば自然と答えが出るような気もします。

小さな幼児に勉強をさせて!子供は遊ぶ事が仕事だ!

なんて言われる事もあると思います。
質の良い学習に繋がる遊びならどんどんやらせるべきですが、現実問題そのような質の高い遊びがどこまで継続し続け、子供たちも満足する事が出来るでしょうか?
正直言うと、親の覚悟が相当ないとそのいい環境を維持することは難しいと思います

お友達との経験で親としては歓迎しずらい事も出てきます。
教えてないのに汚い言葉を覚えてきたり、口調が変わってしまったり、より子供の強い誘惑を跳ね除けていい環境を維持するだけの相当な高いエネルギーを常に発していかなくてはなりません。

その覚悟と高エネルギーを維持出来る方は特に小学校受験を必要とはしてないと思いますが、実際それを維持するのは相当な負担になります。
親として子供の将来を思えば思う程、どのような環境下に我が子を置くのかをしっかりと見据え、今後起こりうるリスクを考え行動する方がいいのでは?と考えます。

小学校受験を何が何でもやった方が良い!と言う訳ではないのですが、やはりお子様の環境、教育理念、子供の将来などを総合して考えた時、どのような環境に我が子を置いておきたいのか?ここがポイントになってくると思います。

何が一番我が子にとってプラスになっていくのか、これからも親の選択する日々は続く事でしょう。

今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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